アテンザセダン「25SLPackage」(右)とアテンザワゴン「XDLPackage」(マツダ株式会社ホームページより)

 マツダは24日、主力車「アテンザ」のセダンとワゴンを大幅に改良し、6月21日に発売すると発表した。内外装を刷新し、安全装備も強化した。スポーツタイプ多目的車(SUV)に需要が移り、セダンなどに逆風が吹く中、商品の魅力を高めて販売回復を狙う。

 車体前面を陰影が浮かび上がる立体的な顔立ちに仕上げた。高性能なカメラを搭載し、夜間でも歩行者を検知する自動ブレーキを全車に標準装備した。ディーゼルエンジン車では出力も向上させている。

 アテンザは全面改良から5年半が経過し、最近の販売台数は月400台を割る水準に落ち込んでいた。今回の改良後は月500台の販売を目指す。希望小売価格は282万9600円から。

 小飼雅道社長は東京都内で開いた発表会で「アテンザは極めて重要な車だ。マツダの強みを生かした高い走行性能を他の車種にも展開していきたい」と話した。



go to source