青空パンダ

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October 2016

平幹二朗さん 生前にささやかれた「あの噂」と結婚生活

 薄暗いバーのカウンターで2人の老人がロックグラスを傾けている。竜雷太(76才)演じる老建築士に向かって、和装の男性がこう語りかけて、破顔した。「お前が老いぼれになったんじゃねぇのか?」--。

 10月24日放送の月9ドラマ『カインとアベル』のラストシーン。和装の老人は、主人公・優(山田涼介)の祖父で、不動産会社会長の宗一郎を演じる平幹二朗(享年82)だ。これが名優の最後のセリフとなった。

 《10月23日、高田宗一郎役の平幹二朗さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りいたします》

 放送の冒頭では、そうメッセージが映し出された。

 平は広島市出身。父親とは1才になる前に死別し、母親は平が疎開中に被爆。高校生のときに名門俳優座の門を叩いた。40代で演出家の蜷川幸雄と出会うと、舞台俳優としての地位を確固たるものにし、1998年には紫綬褒章、2005年には旭日小綬章を受章した。

 今年5月に蜷川が死去した際には、蜷川の脚本から、「ぼくらはまた、近いうちに、再会する」というセリフを引用して弔辞を読んだ。それから半年も待たずの“再会”となってしまった。

 「1970年に結婚した佐久間良子さん(77才)と1984年に離婚してから30年以上、独り暮らしを貫いてきました。多忙な中でも、掃除も洗濯も買い物も朝食の用意も全部1人でやっていた。朝食は和洋の2パターンを日替わりで。毎朝のストレッチも欠かさなかった。“細心の注意を払って日常生活を送ること”で、80才を超えても現役でいられたんでしょう」(平を知る関係者)

NEWSポストセブン

 


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【エンタなう】妻に先立たれても涙が出ない夫のツライ映画「永い言い訳」

竹原ピストル演じる直情径行的な友人(右)と、嫌みな作家を演じる本木雅弘の対比も面白い
竹原ピストル演じる直情径行的な友人(右)と、嫌みな作家を演じる本木雅弘の対比も面白い【拡大】

 妻に突然先立たれても涙が出ない男が主人公の「永い言い訳」(公開中)は、男にとってゾクっとくる怖い映画だ。

 物語の冒頭、マンションの自室で人気小説家、津村啓(本木雅弘)の髪を美容院を経営する妻の夏子(深津絵里)が刈っている。冷え切った夫婦に思いやる会話は無い。

 津村は妻に「人前で本名の“衣笠”と呼ばないでくれ」とくぎを刺す。鉄人“衣笠”と同じ名前であることのコンプレックス。加えて、本名で呼ぶのは、妻が食わせていた時代を忘れないように当てこすっているからと思い込んでいる。

 この器の小さい男を諫めることもなく、夏子は当夜、女友達とバス旅行に出かけ、そのまま事故死してしまう。そして、事故の一報を受けたとき津村は不倫中だった。

 葬儀でも涙の出ない津村。だが、妻とともに命を落とした女友達の夫、大宮(竹原ピストル)と触れ合う中で、徐々に心境が変わる。トラック運転手の大宮の仕事中、幼い兄妹の面倒を見る。子役たちが実に上手い。

 にわかな子育ては、子作りを避けた自分と妻への免罪符なのか、自己中心的な性格も炙り出されてゆく。

 ある日、妻の遺留品の携帯電話から、夫にあてた未送信のメッセージを見つけ、その内容に愕然とする。果たして、本当に夫婦は冷え切っていたのか。妻は夫をどこまで見ていたのか。冒頭の短い時間しか出ない深津絵里の幻影に最後まで悩まされる。改めて、すごい女優だと思う。西川美和監督も。 (中本裕己)

 


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NHK有働由美子アナもイラついた幸せ自慢の年賀状

《年賀状で幸せ自慢は、新年うざい人第一号!》

《家族のこと以外話題がない奥様もいるからね》

 10月19日に放送された『あさイチ』(NHK)で有働由美子アナ(47才)がぶっちゃけた本音に、ネット上で大論争が起こった。

 この日のテーマは「年賀状の家族写真」。年賀状に子供の写真を入れると「幸せの押し売り」「気を使えない人」と思われないかと悩む女性たちの声が紹介された。すると、井ノ原快彦(40才)がこう切り出した。

 井ノ原「学生の時に彼氏を取られた人から“私たち結婚しました”みたいな(年賀状がきたら)」

 有働「それは嫌だ! でも、相手の人がブサイクだった時に、“ああよかった、ざまあみろ”みたいな。そういう喜びはありますよね(笑い)」

 この発言に、スタジオは爆笑。ふたりはさらにこう続けた。

 有働「あと、学生時代からすごく自慢しいだった人が、“私の息子は私立の○○小学校に入りました”みたいな、完全に自己アピールっていうのは…“はいはい”っていう」

 井ノ原「それはちょっと…ね。“ウチすごいでしょ”系」

 有働アナに賛同する声が噴出する一方で、子育て世代の主婦や新婚夫婦からは、戸惑いの声も出ている。

《子供の写真入り年賀状を子供がいない友人に送るのは酷? 別パターンの年賀状を送った方がいい?》

《私は晩婚で、今まで友達夫婦の2ショットや赤ちゃんの写真を見てきて嫌だった。でも結婚した旦那さんは子供の写真を入れたいそう。どうしよう》

NEWSポストセブン

 


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ドキュメンタリー映画「THE TRUE COST」—アベノミクスへの問題提起 - 室伏謙一

 映画といえばドラマやSF、漫画の実写化、漫画自体の映画化といったものを、最近であれば思いつくのではないか。そうした中で、数にすれば多くはないが、ドラマよりも現実的で、SFよりも想像を超える映画がある。ドキュメンタリー映画である。そこに主に登場するのは有名女優でも俳優でもない、市井の人々。今回は、普段何気なく身につけている服、特にファストファッションと呼ばれる低価格の服の生産の現場の実態に焦点を当て、ファッション業界の裏側で繰り広げられる真実を抉り出した映画「THE TRUE COST」について、我が国の政治・政策をめぐる昨今の動きと結びつけて、所感を述べてみたい。

 今週でもう11月、臨時国会も折り返し地点を通過、法案審議も山場を迎えつつある。今最も注目を集めているのはTPPと関連法案の審議。安倍総理は口で言うほど重要視をしていないようであるが、その審議を巡って与野党の攻防が続いている。一方で、クローズアップされつつあるのが、労働法制の改正。具体的には労働基準法を改正し、多様で柔軟な働き方の実現と銘打って、企画業務型裁量労働制の見直しや特定高度専門業務・成果型労働制の創設等を行うというもの。かつてはホワイトカラーエクゼンプション法案とも言われていたが、最近では「残業代ゼロ法案」と呼ばれるようになっている。これは、高度特定専門誌業務・成果型労働制、高度プロフェッショナル制と言われることが多いが、そうした制度を新たに導入し、一定の条件の下でホワイトカラーの残業代をゼロにできるようにするとともに、残業代の支払いを一定限度にできる裁量労働の職種を拡大するといったことが改正の内容であることによる。

 さて、こうした残業代ゼロや削減、政府はどうしてこうまで重要視するようになってきたのか?政府は働き方改革の一環と説明しているが、そうではあるまい。そうではなく、「生産性の向上」ということと深い関係があるようだ。

 生産性という言葉、政府が発表する公式文書を中心に、ここ数年特に多く目にするようになった。8月2日に閣議決定された「未来への投資を実現する経済対策」においても、生産性という言葉が随所に踊っている。生産性、その意味するところは、簡単に言えば資本や労働といった生産要素の投入に対して、どの程度付加価値を創出できるのかということであり、その向上とは、投入した生産要素に対してできる限り多くの付加価値を創出できるようにすることである。最近ではそれには人工知能(AI)やIoTといった、新技術を導入して生産性を向上させようという話になってきている。これを、イノベーションにより生産性を向上させると説明されることもあるが、要するに、生産工程を「合理化」、「効率化」して1単位当たりのコストを抑えて生産しようという話。イノベーションだの何だのと御託宣が並べられているが、できるだけ多くの付加価値とはできるだけ多くの製品ということであり、つまるところ、生産性向上の議論は大量生産大量消費の延長線上にあるものに過ぎない。(こうしたことを近代化と表現されることがあるが、これに関し西部邁氏は、保守系の雑誌『表現者』で、「近代(modern)とは型(model)の流行(mode)である。」と繰り返し述べられている。まさに的を射た解説である。)

 さて、生産性の向上に名を借りた低コスト化、別の言い方をすれば、コスト削減、新技術の導入に象徴されるように、人手を「機械」に換えることによって実現されるということになるが、これは人件費が生産コスト全体に占める割外が大きいということを意味している。時間がかかる手間がかかるといった表現があるが、これはそれだけ人が関わるということである。そうした関わる人を機械に置き換えてしまえば時間も短縮されるし、関わる人数も減らすことができるし、もっと言えば一人当たりの人件費を下げることもできる。これまではこれが望ましいこととされ、余った人員は別の部門に配置転換すればいいとされてきた。

 しかしこうしたことが、グローバル化の進展に伴って過剰に求められるようになってきた。グローバルコスト削減競争の激化である。しかも、コスト削減の対象に法令順守コストも含まれるようになった。その主なものは環境規制と労働規制である。つまり、人件費が低く、環境関係や労働者保護の規制が弱いか存在しない国や地域で生産すればコストを低く抑えられるので、企業からすれば生産性が向上するだけでなく収益性も向上するというわけである。乱暴な言い方をすれば、人を安くコキ使って、病気になろうが怪我をしようが知らんぷり。大気汚染し放題、水質汚濁し放題、ゴミは捨て放題で土壌汚染もし放題。グローバル化した企業はそれができる国や地域を探し、どんどん生産拠点を移していく。場合によってはその国の政府と結びついて、自分たちのために規制を撤廃ないし緩和させる。

 ドキュメンタリー映画「THE TRUE COST」は、まさにその現実を、生産性の過剰な追及、コスト削減の過剰な追及の末路を見事なまでに描き出している。

 ただ、これは日本にとって他人事ではない。グローバルグローバルと、まるでそれが所与のもので、「この道しかない」かのように語られているが、グローバル化がさらに進展し、グローバルコスト削減競争に日本が本格的に巻き込まれるようになれば、人件費、つまり賃金の引下げ圧力は一層強まり、労働者保護規制のみならず、国民の健康や命を守るための規制まで緩和の議論の俎上に乗せられることになるだろう。今国会で審議され、成立が見込まれている労働基準法の改正はその氷山の一角に過ぎない。一方で、非正規雇用の拡大というカタチで人件費の削減と労働者保護規制順守コストの削減はジワジワと進められてきている。

 そして、今国会で審議が進められているTPPは、まさに日本をグローバルコスト削減競争に放り込むものである。ここで、グローバル化とは、すなわち世界の平準化、単一化であり、国や地域社会、文化、習俗や伝統といったものの違いをローラーで真っ平らにしてしまうことである。別の言い方をすれば、国家の破壊、地域社会の破壊、文化の破壊、習俗や伝統の破壊である。TPPでは規制の内外調和という名目でこれを進めようとしているのである。

 このように見てくれば、安倍政権の成長戦略とは、「THE TRUE COST」で描き出された世界を実現させるためのものだと言っても過言ではあるまい。

 「THE TRUE COST」、今の日本、これからの日本を考える上でも、必見の映画である。



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阪神の金本知憲監督 故障者続出容認の秋季キャンプを断行

特守を行う板山にゲキを飛ばす金本監督

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 阪神・金本知憲監督(48)が高知・安芸で故障者続出容認の秋季キャンプを断行している。

「鍛え直す、体を強くするを徹底してやる」と早朝ウエートトレの導入や野手に「1日1000スイング」のノルマなど猛練習を課している中、高代ヘッドコーチら首脳陣には「とにかく、各部門とも選手に極限までやらせてほしい。ケガ人が出ることを恐れずにやってほしい。ドンドンと選手を追い込んでほしい!」と要請しているのだ。

 今季は新人の高山ら若手が台頭。1年間の疲れもあるはずだが、肉体が悲鳴を上げようが、それこそ故障しようがお構いなしの構え。「今キャンプの練習量は質、量ともに過去で一番。かなりきつい内容。我々も故障を恐れてはできない、という思いでやっている」(あるトレーナー)とチーム一丸で取り組んでいる。

 今キャンプでは首脳陣間の管轄外指導も解禁。「久慈内野守備コーチがバントを教えたり、高代ヘッドがブルペンでけん制、クイックの指導をしたりと思ったことがあれば教えあっていこうということ。宿舎での食事会でも互いにその話をしている」(平田チーフコーチ)

 すべては生え抜きの一流選手をつくるため。「ケガで離脱だけはしたくない。しっかりとやっていく」(北條)とナインも必死だが、果たして乗り越えられるか。



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