鳥取県は30日、鳥取砂丘などで11月24~26日に開催したスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の成果や課題を話し合う会議を開き、経済効果が約18億円に上ったと明らかにした。一方、周辺の渋滞緩和のため、会場を当初の砂丘のみから県東部全域に拡大したことで、安全に楽しんでもらうというコンセプトそのものが揺らいだとの指摘が出た。
県によると、総参加者数は想定の3倍近い約8万9千人。経済効果のうち、4億円と見込んでいた観光消費額は13億円へと跳ね上がった。
ただ渋滞や、エリア拡大に伴う参加者の歩きスマホなどのマナー違反が問題化し、一般の市民からは「受け入れ態勢を強化するべきだった」「迷惑だった。二度とやらないで」などの苦情も寄せられたという。野川聡副知事は再び同様のイベントを開催するかは白紙とした上で「大きな教訓を得た」と述べた。
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